東京都品川区上大崎に所在する浄土宗の寺院。正式名称は法性山浄国院清岸寺、本尊は阿弥陀三尊。徳川家の菩提寺・増上寺の末寺で、増上寺の塔頭八ヶ院の一つに数えられる格式ある浄土宗寺院。寛永7年(1630年)、江戸八丁堀に開山されたのが起源。その後、御用地収用や相次ぐ火災により江戸市中を転々とした流転の歴史を持ち、明暦の大火(1657年)後の芝金杉(現・芝1丁目)、寛文元年(1661年)には麻布狸穴を経て、元禄年間頃までに現在の上大崎へ移転したと伝わる。昭和20年(1945年)の東京大空襲では周辺の寺院が軒並み焼失する中、奇跡的に唯一戦災を免れた稀有な寺院として知られる。そのため、江戸増上寺の大僧正・祐天上人(1637-1718)が自ら手植えしたと伝わる祐天桜の古木が焼失を免れて現存し、品川区指定天然記念物として大切に保護されている。境内墓地には大給松平家の分家である旗本・松平家の墓所がある。JR…