神奈川県横浜市戸塚区上倉田町560に所在する曹洞宗の寺院。山号は福聚山、院号は養當院、本尊は安阿彌作と伝わる木造聖観世音菩薩坐像。
この寺の創建は、江戸の参勤交代制度が生んだ悲劇に起源を持つ。延宝6年(1678年)に阿波国富田藩(5万石)を立藩した蜂須賀隆重の正室・盛徳院は、参勤交代の道中に東海道・戸塚宿で病を発し、当地にあった養当院(尼寺)で療養を余儀なくされた。貞享元年(1684年)、次女とともに養当院でその生涯を閉じた盛徳院のために、蜂須賀家は田畑を寄進して寺を再興し、その戒名「盛徳院」から「盛徳寺」と改めた。山号「福聚山」は、蜂須賀家の始祖にして豊臣秀吉の腹心として知られる蜂須賀小六(正勝、1526〜1586年)の法号「福聚院殿」に由来し、遠く阿波の大名家の始祖への追慕がこの横浜の山号に刻まれている。
境内には薬師堂があり、行基作と伝わる仏像を安置する。JR東海道線戸塚駅東口か…