大阪市北区天満橋1-1-1に現存する、大阪最古の洋風建築。国の重要文化財。明治4年(1871年)、日本初の近代貨幣工場である造幣寮(現・造幣局)の応接所として建設された。設計はアイルランド出身のお雇い外国人建築家トーマス・ジェームズ・ウォートルス(造幣寮本館も設計)。総レンガ造り2階建てで、四周にヴェランダを巡らせる「ヴェランダ・コロニアル様式」の典型例とされ、白漆喰塗り壁、暖炉、シャンデリアなど優雅な意匠を備える。完成翌年の明治5年(1872年)に明治天皇が行幸し、「貨幣」を意味する「泉布」と「館」を意味する「観」から「泉布観」と命名された。明治天皇は計3回行幸し、英国のアルフレッド・エディンバラ公、スペインのアルフォンソ12世、米国のグラント前大統領など外国要人を迎える迎賓館としても機能した。昭和31年(1956年)に国重要文化財指定。通常非公開で、毎年3月の土日3日間のみ一般公開され…