大阪市中央区と北区を結ぶ大川(旧淀川本流)に架かる橋で、江戸時代の「なにわ三大橋」(天神橋・天満橋・難波橋)の一つに数えられる歴史的橋梁。橋名は橋の北詰に位置する大阪天満宮(菅原道真を祀る)に由来し、同神社の神領に架かる神事の橋として古来から重要視されてきた。古くは室町時代以前から架橋されていたとされ、江戸時代には大坂城下の幹線道路として人馬の往来が激しく、毎年7月24・25日の天神祭の「船渡御(ふなとぎょ)」のメインルートとして神輿を乗せた船が橋をくぐる風景は『摂津名所図会』『浪華名所独案内』にも描かれた大阪の象徴的景観。現在の橋は昭和9年(1934年)、大阪市長・関一の大阪築港・都市改造事業で架橋された鉄筋コンクリート造のアーチ橋で、全長219メートル、東西方向に大川を跨ぐ重厚な意匠を持つ。日本百名橋の一つに選定され、天神祭開催時には25万人以上の見物客が訪れる大阪の夏の風物詩の舞台。