自在山蓮華院正福寺(じざいさん れんげいん しょうふくじ)は、埼玉県さいたま市見沼区大字蓮沼770に所在する真言宗智山派の寺院。本尊は**十一面観音**(十一面観世音菩薩)。北足立八十八ヶ所霊場第16番・新秩父三十四ヶ所観世音霊場第26番の札所でもある。
境内には**さいたま市指定有形文化財**(昭和37年9月12日指定)として、**円空(1632〜1695年)作の仏像二躰**が伝わる。江戸時代前期に全国を行脚した仏師・円空は、一木を鋭い鉈で大胆に刻み出す独自の技法で生涯12万体超とされる仏像を残した人物で、この寺には**十一面観音像**(高63.8cm)と**不動明王像**(高60.3cm)が現存する。いずれも円空の特徴である鋭い鑿跡と厳粛な表情を持ち、見沼区内に現存する円空仏として同区の多聞院(丸ヶ崎)の菩薩形坐像と並ぶ貴重な文化財である。なお両像は非公開で一般拝観はできない。
江…