さいたま市見沼区風渡野335に鎮座する曹洞宗の寺院。山号は鷲嶽山。本尊は聖観音菩薩(正観音)。室町時代後期、岩付城主・太田資高またはその子・太田康資の妻である陽光院の発願により、陽巌宗春を開山として創建されたと伝わる。正保年間(1644〜48年)の火災により古記録の多くが失われたが、創建当時から岩付太田氏の篤い信仰を受けた古刹である。
さいたま市指定有形文化財を2件蔵する。「大圓寺古天明霰釜」(昭和36年指定)は太田道灌が茶の湯に愛用したと伝わる古銅製の茶釜。「大圓寺木造聖観音菩薩坐像」(平成7年指定)は本尊の彫刻で創建期に遡る美術的価値を持つ。新秩父三十四ヶ所霊場の第33番・第34番を兼ねる霊場寺院でもある。
明治初期には境内に風渡野学校(現・さいたま市立七里小学校)が設置され、後に第24代内閣総理大臣となる清浦奎吾が初代校長を務めた。JR武蔵野線・七里駅から徒歩約2分。風渡野天神社…