江戸時代前期の文化人・松花堂昭乗(1584〜1639年)が晩年に居住した草庵を整備した文化施設で、現在は昭和58年(1983年)に開館した美術館・庭園として公開されている。松花堂昭乗は書・画・茶の湯に精通した江戸初期最大の文化人の一人で、その草庵には当時の文化人たちが集った。現在の「松花堂弁当」はこの施設にちなんで名付けられたとも言われ、日本の食文化にも影響を与えた。庭園には四季の草花と緑豊かな樹木が配され、都市近郊にありながら静謐な文化空間を提供する。美術館では松花堂関連の資料や茶道具を収蔵・展示し、近世文化の学習の場となっている。石清水八幡宮の参道近くに位置し、歴史探訪の拠点として活用されている。