神応寺は、天長元年(824年)に僧・行教によって創建されたと伝わる。行教は後に宇佐八幡宮から男山に神霊を勧請し、貞観元年(859年)に石清水八幡宮を創建した人物として知られており、神応寺はその石清水八幡宮の草創と深く結びついた寺院として位置づけられる。創建当初は神仏習合の時代を背景に、八幡信仰と仏教が一体となった霊場として栄えたとされる。中世以降は戦乱や火災による荒廃を経ながらも、男山の山中に法灯を保ち続けた。近世に入り臨済宗東福寺派の寺院として再興・整備され、現在の寺観が形成されたとされる。境内に安置される木造薬師如来坐像は平安初期の作とされ、国の重要文化財に指定されており、創建期の仏教文化…