洲崎神社の創建は延喜年間(901〜923年)頃と伝わり、当時は伊勢湾の入江「石田河口」に形成された砂洲(洲崎)に、海の守護神として素盞嗚尊・五男三女神を祀ったのが起源とされる。中世には尾張国内の有力者から崇敬を受けたと伝えられるが、詳細な記録は残されていない。近世に入り、慶長15年(1610年)の名古屋城築城および清洲越(城下町の移転整備)に際し、武家・商人層の信仰を広く集めた。江戸時代を通じて「洲崎の天王さん」の愛称で庶民に親しまれ、毎年7月に行われる「天王祭」は那古野祭・熱田祭と並ぶ名古屋三大祭の一つとして定着した。明治以降の近代化の中でも地域の鎮守として信仰を維持し、現在は名古屋市中区栄…