高松神明神社は平安時代中期に醍醐天皇の皇子・源高明(みなもとのたかあきら、914〜982年)の邸宅に鎮守社として創建されたと伝わる。2020年に創建1100年を迎えた古社で、「高松殿」と呼ばれた源高明の邸宅はこの地周辺に広がっていた。
主祭神は天照大御神で、「神明(しんめい)社」として伊勢信仰の分霊を祀る形式を持つ。神明社とはすなわち天照大御神を主祭神として全国に勧請された伊勢神宮系の社の総称で、京都市中にも多くが存在する。
境内には珍しいゆかりの品として、真田幸村(1567〜1615年)の「知恵の地蔵尊」が安置されている。これは文政7年(1794年)に紀州(和歌山県)の真田庵から勧請され…