大阪市北区中津に鎮座する、速素盞嗚尊を主祭神とする中津地区の氏神。創建年は不詳だが、文禄3年(1594年)の片桐且元による検地帳に「除地」として記載される古社で、少なくとも戦国末期には鎮座していた。元来は「祇園牛頭天王社」と称し疫病退散の神として信仰を集め、江戸初期の寛永年間(1624-1645年)諸国で疫病が流行した折、常陸国から素戔嗚尊を勧請したとの伝承もある。明治元年(1868年)の神仏分離令で牛頭天王号が禁じられたため、浪速八十島の一つ「利島」にちなみ「利島神社」と改称。明治43年(1910年)、かつてこの地が「富島の荘」と呼ばれたことに因み現社名「富島神社」に改めた。中津・豊崎地区の氏神として厄除・良縁・疫病退散の霊験で知られ、夏祭り(7月中旬)は地域最大の祭事。阪急中津駅より徒歩5分。