弘仁元年(810年)に真言宗の威光寺として開創された豊島区最古級の寺院。鎌倉時代の正和元年(1312年)、日蓮の弟子・日源により日蓮宗に改宗し、威光山法明寺と改称した。飛地境内の雑司ヶ谷鬼子母神堂(国指定重要文化財、寛文4年〈1664年〉建立)は「子育ての鬼子母神」として江戸時代から信仰を集め、門前には都内最古の駄菓子屋「上川口屋」が今も営業する。本堂前の参道は春の桜並木が見事で、池袋の隠れた花見名所として知られる。鳥山石燕筆の板絵着色大森彦七図(東京都指定文化財)や、雑司ヶ谷鬼子母神の大イチョウ(都天然記念物、樹齢700年超)など文化財も豊富。江戸時代には鬼子母神信仰と門前の茶屋町で大いに賑わい、周辺には雑司ヶ谷霊園や鬼子母神通り商店街が広がる歴史的な一帯を形成している。