榴岡天満宮の創建は平安時代中期にさかのぼるとされ、菅原道真公の没後間もなく、道真ゆかりの梅の木を御神体として祀ったのが起源と伝わる。中世には仙台周辺の地に祀られていたが、詳細な経緯は定かではない。近世に入り、仙台藩四代藩主・伊達綱村は道真を深く崇敬し、1667年(寛文7年)に社殿を現在地である榴ヶ岡の地に遷座させた。綱村は自ら和歌を詠んで奉納したと伝わり、藩主の篤い信仰によって社運が栄えた。江戸時代中期の1689年(元禄2年)、俳人・松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の途次に当地を訪れ、「あかあかと日はつれなくも秋の風」の句を詠んだとされる。この句を刻んだ句碑が境内に現存する。明治維新後も廃絶されるこ…