天正13年(1585年)、豊臣秀吉の紀州平定に際し、弟・羽柴秀長が虎伏山に築城したのが和歌山城の始まりとされる。秀長の転封後は桑山重晴が城を管理し、慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦い以降、浅野幸長が入城して大規模な城郭整備を行い、現在の縄張りの基礎が築かれた。元和5年(1619年)、徳川家康の第十子・頼宣が紀州55万5千石の藩主として入封し、以後明治維新まで紀州徳川家(御三家の一つ)の居城となった。享保元年(1716年)には5代藩主・徳川吉宗が8代将軍として江戸幕府に入り、享保の改革を主導した。明治維新後は廃城令により城郭の多くが失われ、大天守は昭和20年(1945年)の戦災で焼失した。その…