大阪市生野区桃谷に鎮座する神社で、主祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)。創建年代は不詳だが、古来「木野村の鎮守」として信仰を集めた古社で、江戸時代には牛頭天王社と称された。明治の神仏分離で「彌榮神社」と改称し、古代の渡来系氏族ゆかりの地に鎮座する生野区桃谷の総鎮守として地域住民に親しまれてきた。境内には江戸期の石鳥居・石造狛犬・古い灯籠などの石造物が残り、コリアタウンに隣接する立地から古代以来の朝鮮半島との交流を感じさせる神社でもある。毎年7月の夏祭りには地元町神輿の渡御が行われ、生野区の夏の風物詩として親しまれる。桃谷の下町情緒と共に、鶴橋・桃谷散策の起点として地元で愛される鎮守社。