西台は板橋区の北西部に位置し、1970年代に大規模開発された高島平団地(最盛期には約5万人が居住)に隣接する地区である。善長寺は曹洞宗の寺院として、「善長」すなわち善き道が長く続くという願いを寺号に掲げ、道元禅師・瑩山禅師の禅の精神に基づく修行と地域の葬送を担ってきた。高度経済成長期以降、団地に多くの家族が移り住む中で、新しい地域コミュニティの精神的拠点として葬儀・四十九日・年忌法要等を引き受けてきた。曹洞宗の写経・坐禅体験なども取り入れながら、現代の都市生活者に禅の教えを伝える場として今日も機能している。