島根県松江・境港からフェリー(七類港・境港から)約2時間半。米子空港から空路で隠岐空港(島後)へ約30分。中ノ島(海士町)へは別途フェリーが必要で、本土からの所要時間は半日近い。当時の流人の絶望感を体感できる遠さです。
養老律令(718年)で定められた流罪の三段階。遠流は最重い処分(隠岐・佐渡・伊豆など)、中流(諏訪・安房など)、近流(越前・安芸など)。隠岐は最重い「遠流」の代表で、平安〜中世の重要政治犯が送られる象徴的な地でした。
中ノ島(海士町)にあり、宮内庁管轄の御陵として外側から拝礼可能。京の大原・後鳥羽天皇陵に分骨され、隠岐神社境内にも記念碑があります。中ノ島の海岸沿いの静謐な地で、配流19年の重みを実感できます。
伝承では別府(島後)→海士(中ノ島)→出雲国千酌(現松江市美保関町)→伯耆国(現鳥取県)→船上山。隠岐から本土への小舟航海・本土での挙兵・3か月で鎌倉幕府滅亡という驚異の展開を体感できる歴史散策ルートが現存。
隠岐神社は1939年(後鳥羽院崩御700年)に造営された比較的新しい神社。中ノ島の源福寺跡(後鳥羽院配流地)に建立。御火葬塚と並ぶ後鳥羽院遺徳の中心地で、毎年4月14日の崩御祭で島の住民が参集します。