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御朱印帳の選び方と使い方——巡拝の記録を綴る一冊の全てを巡る
御朱印を集めるための専用ノート「御朱印帳」の選び方・使い方・マナーを徹底解説。蛇腹式・和綴じ式の違いから、寺社ごとの御朱印帳まで、巡拝を始める前に知っておきたい基礎知識を網羅します。
目次
MOKUJI
御朱印帳の種類——蛇腹式と和綴じ式の違い
御朱印帳の選び方——サイズ・デザイン・紙質
御朱印帳のマナーと使い方——参拝時のポイント
全国の御朱印帳おすすめ入手スポット
よくある質問
御朱印集めを始めるにあたって、まず必要なのが御朱印帳です。神社・寺院では「御朱印帳をお持ちでない方には御朱印を書けない」とする場合もあるほど、御朱印帳はこの趣味の必須アイテムです。本記事では、御朱印帳の種類・選び方・使い方・マナーを丁寧に解説します。
五社の御朱印が並ぶ御朱印帳の見開き。石上神宮・大神神社・伊達兵主神社・廣峯神社・春日大社の朱印と墨書が蛇腹折りの和紙を彩る。
Wikimedia Commons / CC BY 4.0 / photo by Immanuelle
御朱印帳の種類——蛇腹式と和綴じ式の違い
蛇腹式(じゃばら式)御朱印帳
最もポピュラーなタイプが**蛇腹式(折り本式)**です。紙を長く繋げて折り畳んだ形式で、広げると連続した1枚の紙になります。両面に書いていただけるため、1冊で多くの御朱印を集められます。
平等院・納経所で御朱印を書く僧侶の手元。毛筆で和紙に墨書される瞬間は、参拝者にとって巡礼の証が生まれる神聖な時間。
Wikimedia Commons / CC BY 2.0 / photo by Chris Gladis (MShades)
蛇腹式の特徴は以下の通りです:
特徴
内容
ページ数
48〜60ページが標準
展開
広げると一続きのパノラマになる
インク滲み
裏写りしやすい(墨の厚さによる)
保管
表紙・裏表紙が堅いものが扱いやすい
価格帯
一般的に1,000円〜3,000円程度
和綴じ式御朱印帳
製本形式の御朱印帳です。一般的なノートに近い感覚で使え、書かれた御朱印が見開きで鑑賞しやすい利点があります。ただし「片面のみ使用」が基本で、蛇腹式より容量は少なめです。
神社専用・寺院専用を分ける?
「御朱印帳は神社用と寺院用に分けるべき」という考え方があります。宗教的には根拠が薄い俗説ですが、気になる方は分けて管理しても問題ありません。各神社・寺院の寺務所・授与所では独自デザインの御朱印帳も販売しています。
御朱印帳の選び方——サイズ・デザイン・紙質
サイズの選び方
御朱印帳には主に大判(18×12cm)と小判(16×11cm)の2サイズがあります。
大阪・交野市の星田妙見宮で授与されたオリジナル御朱印帳。布表紙に社紋が箔押しされた、各寺社が独自に頒布するオリジナル帳の一例。
Wikimedia Commons / CC BY 4.0 / photo by Immanuelle
大判サイズは文字が見やすく、大型の御朱印や特別御朱印(見開きタイプ)もゆったり収まります。小判サイズはコンパクトで持ち運びやすいのが利点です。初めての方は大判を選ぶことをおすすめします——多くの御朱印は大判を想定したデザインになっています。
紙質の重要性
御朱印は墨書きと朱印で構成されており、紙の吸水性が仕上がりに影響します。一般的な御朱印帳は「奉書紙」や「越前和紙」などの和紙を使用しており、墨の滲みや裏写りを軽減する工夫が施されています。薄い紙の御朱印帳は墨が反対ページに写ることがあるため、紙が厚め・和紙使用のものを選ぶのがコツです。
御朱印帳のマナーと使い方——参拝時のポイント
御朱印帳を持って行く際の基本マナー
四国八十八ヶ所巡礼の納経帳(しおりタイプ)。各札所の番号・梵字・寺名が朱と墨で記入され、御朱印帳の直接の祖先にあたる。
Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 / photo by Dokudami
御朱印をいただく際の基本的な流れは以下の通りです:
1.
境内に入ったら、まず本殿・本堂で参拝を済ませる
2.
授与所(社務所・寺務所)に御朱印帳を持参する
3.
「御朱印をいただけますか」と丁寧に申し出る
4.
お代(300〜1,000円程度)を用意しておく
5.
受け取ったら「ありがとうございます」と一言添える
「参拝せずに御朱印だけもらう」行為は寺社によっては断られることがあります。御朱印はあくまで参拝の証であることを忘れないようにしましょう。
御朱印帳を渡す際のポイント
御朱印帳を渡す際は、書いていただきたいページを開いた状態で渡すのが親切です。蛇腹式の場合、書いていただく面(書ける白いページ)を開いて差し出します。混雑している日は番号札や預かり番号が発行されることもあります。
全国の御朱印帳おすすめ入手スポット
四国八十八ヶ所用の納経帳。蛇腹式に折りたたまれた和紙帳の全体像。各ページに一寺の朱印を受ける構造が、現在の御朱印帳の原型となった。
Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 / photo by くうだい
各地の神社・寺院では、そこでしか手に入らない限定デザインの御朱印帳が人気です。
スポット
御朱印帳の特徴
鶴岡八幡宮
鎌倉らしい荘厳なデザイン。鶴や源氏紋をあしらったものが人気
明治神宮
神宮の森をイメージした落ち着いたデザイン
八坂神社
祇園祭にちなんだ華やかな柄が揃う
浅草寺
雷門・仲見世をモチーフにした浅草ならではのデザイン
清水寺
金・紺・朱など京都らしい格調ある装丁
御朱印帳は参拝の記念品としても優れており、旅の思い出と共に一生の宝物になります。各地を巡礼しながら、オリジナルの御朱印帳コレクションを作ることをおすすめします。
よくある質問
御朱印帳が一杯になったらどうすればいいですか?
御朱印帳が一杯になったら、新しい御朱印帳を用意して使い始めて構いません。書き終えた御朱印帳は大切に保管しましょう。捨てる必要は全くなく、仏壇や神棚に納めたり、専用の袋に入れて保管するのがおすすめです。複数冊を日付順や地域別に保管すると、後から振り返る楽しみも生まれます。
御朱印帳を忘れた場合、紙に書いてもらえますか?
多くの神社・寺院では「書き置き」(あらかじめ書いてある御朱印を半紙などに書いたもの)を用意しており、御朱印帳を忘れた場合でもいただけます。後から御朱印帳に貼り付けることができます。ただし、書き置きを提供していない寺社もあるため、御朱印帳の持参を忘れないよう注意が必要です。
御朱印帳は仏壇・神棚に置いてはいけないですか?
御朱印帳を仏壇・神棚に納めることは問題ありません。むしろ神聖なものとして大切に扱うという意味で、適切な保管方法の一つとされています。「神社用と寺院用を同じ場所に保管してはいけない」という俗説もありますが、宗教的な根拠は薄いため、気にせず同じ場所に保管して問題ありません。
最終更新: 2026年4月25日
── 了 ──
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