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BASICS
加茂神社・賀茂神社は何の神様?——京都の守護神・世界遺産の双社を知る
京都の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)はともに世界遺産。下鴨は賀茂建角身命と玉依比売命、上賀茂は賀茂別雷大神を祀る。京都の守護神・縁結び・雷除け・方除けをご利益とする。
目次
MOKUJI
加茂神社・賀茂神社の祭神——何の神が祀られているか
賀茂の神々の神話と歴史——なぜ世界遺産に選ばれたか
参拝のご利益と祈願の正しい作法
代表的な賀茂神社——全国の参拝スポットガイド
よくある質問
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**京都を守護する賀茂の神々は、日本最古級の神社の一つとして世界遺産に登録されている。賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の二社が「賀茂神社」として並称され、ともにユネスコ世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産である。縁結び・雷除け・方除けをご利益とし、5月15日の葵祭(あおいまつり)**は京都三大祭の一つとして知られる。
加茂神社・賀茂神社の祭神——何の神が祀られているか
下鴨神社(賀茂御祖神社)の祭神
下鴨神社には2柱の神が祀られている。
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)——玉依比売命の父神。八咫烏(ヤタガラス)と同一視されることもある太陽・農耕・縁結びの神。
玉依比売命(たまよりひめのみこと)——上賀茂神社の主祭神・賀茂別雷大神の母神。縁結びの神として特に信仰される。
神名
性格
主なご利益
賀茂建角身命
太陽・農耕・縁起
開運・縁起
玉依比売命
縁結び・女性守護
縁結び・安産・女性の縁
上賀茂神社(賀茂別雷神社)の祭神
上賀茂神社の主祭神は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)——「別雷(わけいかづち)」は「特別な雷」を意味し、雷・稲妻の神格をもつ。方位・方除け・雷除けのご利益が特に有名で、新築・転居・旅行の方位を気にする人が多く参拝する。
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賀茂氏と賀茂神社の起源
賀茂神社を創建・管理した賀茂氏は、大和(奈良)から山城(京都)に移り住んだ古代豪族である。山城国の守護神として、桓武天皇による長岡京(784年)・平安京(794年)遷都以前から既に鴨川流域に鎮座していたとされ、京都という都市の成立そのものと不可分の歴史をもつ。
賀茂の神々の神話と歴史——なぜ世界遺産に選ばれたか
平安京の守護神
794年に平安京が遷都されると、賀茂神社は朝廷の最重要祭祀の一つに位置づけられた。律令制のもとで「名神大社(みょうじんたいしゃ)」に列せられ、歴代天皇が行幸・奉幣を繰り返した。上賀茂は「山城国一宮」として、下鴨は「賀茂御祖神社」として朝廷祭祀の中核を担った。
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斎院制度——天皇の娘が神に仕える
810年から室町時代まで約400年間、未婚の皇女が「斎院(さいいん)」として賀茂神社に奉仕する制度が続いた。天皇の代理として神に仕える「生き神」的な存在であり、斎院が着用した葵の葉の飾りが葵祭の名前の由来となった。
葵祭——1,400年の伝統
**葵祭(5月15日)**は賀茂御祖神社と賀茂別雷神社の例祭で、欽明天皇の時代(540〜571年)に始まったとされる。平安装束を身につけた行列が京都御所から下鴨神社・上賀茂神社へと練り歩く様は、1,000年以上前の王朝文化を現代に伝える貴重な景観である。葵の葉を象ったフタバアオイは賀茂神社と徳川家の家紋でもある。
参拝のご利益と祈願の正しい作法
下鴨神社のご利益
縁結び——玉依比売命の縁結びの神格
安産・子育て——女性の守護神としての性格
家内安全・開運——建角身命の農耕・縁起の神格
上賀茂神社のご利益
方除け・雷除け——賀茂別雷大神の雷・方位の神格
厄除け・縁起
競馬・スポーツ守護——5月5日の賀茂競馬(かもくらべうま)に由来
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糺の森(ただすのもり)での参拝体験
下鴨神社の参道には**糺の森(ただすのもり)**という国の史跡・天然記念物に指定された古代の森が広がる。約12.4ヘクタールの雑木林に古木が茂り、都市の喧騒を離れた神域の静けさを感じることができる。糺の森は参拝前後の散策にも最適で、ここを歩くだけで心身の浄化を感じる人も多い。
参拝の正しい手順
下鴨神社では本殿(東殿・西殿)への二礼二拍手一礼が基本。縁結びの祈願は本殿西殿(玉依比売命)に向けて行うのが効果的とされる。上賀茂神社では本殿参拝後に境内の摂社・末社(片山御子神社・賀茂山口神社等)を巡ることで多彩な祈願が叶えられる。
代表的な賀茂神社——全国の参拝スポットガイド
上賀茂神社(賀茂別雷神社)
上賀茂神社は世界遺産に指定された社殿と、境内の二葉葵(フタバアオイ)の群生が美しい。5月5日の賀茂競馬と5月15日の葵祭が年間最大の祭礼。
下鴨神社(賀茂御祖神社)
下鴨神社は糺の森に守られた格式ある神社で、縁結び・安産祈願に定評がある。境内の河合神社(玉依比売命を祀る別宮)は女性の参拝者に特に人気が高い。
河合神社(下鴨神社境内)
河合神社は玉依比売命を主祭神とし、美麗(美容・美肌)のご利益で知られる。鏡絵馬に自分のメイクを施して奉納するユニークな祈願方法が人気。
社名
所在地
特徴
上賀茂神社
京都市北区
世界遺産・方除け・雷除け
下鴨神社
京都市左京区
世界遺産・縁結び・糺の森
河合神社
京都市左京区(下鴨境内)
美麗祈願・鏡絵馬
糺の森
京都市左京区
国史跡・天然記念物・古代の森
上賀茂 賀茂山口神社
京都市北区(上賀茂境内)
上賀茂摂社・社家(しゃけ)の里
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よくある質問
上賀茂神社と下鴨神社はどちらが格が高い?
両社は対等な関係であり、どちらが格上という序列はない。上賀茂神社は「山城国一宮」として朝廷祭祀上の筆頭とされることが多いが、下鴨神社も「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」として同格の扱いを受けてきた。信仰の中心は「賀茂神社双社」という一対の概念にある。
葵祭の見どころはどこ?
5月15日に行われる路頭の儀(行列)は京都御所から下鴨神社・上賀茂神社へ向かう。下鴨神社境内での「社頭の儀」と上賀茂神社での神事が見どころで、沿道で行列を観覧することもできる。整理券が必要な場所もあるため事前確認が必要。
糺の森はいつでも入れる?
糺の森は下鴨神社の参道として境内に含まれ、早朝から夜まで開放されている。木漏れ日の中での散策が人気で、初夏の新緑・秋の紅葉時期に特に美しい。
縁結びの祈願は上賀茂・下鴨どちらに行けばよい?
縁結びには下鴨神社(玉依比売命)が特に知られる。方除け・雷除けなら上賀茂神社(賀茂別雷大神)が専門的なご利益をもつ。両社を一日でセット参拝するルートが最もご利益を高めるとされる。
**賀茂の二社は、平安京が成立する前から鴨川の流れとともに京都を守り続けてきた。**葵祭の行列に従って上賀茂神社から下鴨神社へと歩き、糺の森の古木に手を触れながら千年の祈りに重なってほしい。河合神社での鏡絵馬祈願も、現代の参拝者に人気の体験である。
最終更新: 2026年5月28日
── 了 ──
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