両社は対等な関係であり、どちらが格上という序列はない。上賀茂神社は「山城国一宮」として朝廷祭祀上の筆頭とされることが多いが、下鴨神社も「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」として同格の扱いを受けてきた。信仰の中心は「賀茂神社双社」という一対の概念にある。
5月15日に行われる路頭の儀(行列)は京都御所から下鴨神社・上賀茂神社へ向かう。下鴨神社境内での「社頭の儀」と上賀茂神社での神事が見どころで、沿道で行列を観覧することもできる。整理券が必要な場所もあるため事前確認が必要。
糺の森は下鴨神社の参道として境内に含まれ、早朝から夜まで開放されている。木漏れ日の中での散策が人気で、初夏の新緑・秋の紅葉時期に特に美しい。
縁結びには下鴨神社(玉依比売命)が特に知られる。方除け・雷除けなら上賀茂神社(賀茂別雷大神)が専門的なご利益をもつ。両社を一日でセット参拝するルートが最もご利益を高めるとされる。
**賀茂の二社は、平安京が成立する前から鴨川の流れとともに京都を守り続けてきた。**葵祭の行列に従って上賀茂神社から下鴨神社へと歩き、糺の森の古木に手を触れながら千年の祈りに重なってほしい。河合神社での鏡絵馬祈願も、現代の参拝者に人気の体験である。