大化元年(645年)、左大臣・安倍倉梯麻呂が安倍氏の氏寺として創建したと伝わる。華厳宗に属し、文殊菩薩を本尊とする日本三大文殊の第一霊場として古来より信仰を集めてきた。鎌倉時代には仏師・快慶によって本尊の騎獅文殊菩薩像が造立されたとされ、像高約7メートルを誇る日本最大の文殊菩薩像として国宝に指定されている。中世以降、安倍晴明ゆかりの地としても知られ、境内には晴明が天文観測を行ったとされる展望台が残る。境内東方に位置する西古墳は飛鳥時代の横穴式石室墳で、精緻な切石積みの石室が評価され特別史跡に指定されている。近代以降も学業成就・合格祈願の霊場として広く参拝者を集め、現在に至るまで信仰と文化財保存…