法華経寺境内の塔頭で、「四院家」(浄光院・法宣院・安世院・本行院)の一つ。山号は護国山。四院家は法華経寺の貫首を輪番制で務める最高格の塔頭で、安世院の山号「護国山」は日蓮の代表著作『立正安国論』の「安国」に通じる。日蓮は鎌倉中期、文応元年(1260年)7月16日に時の執権・北条時頼へ『立正安国論』を上呈し、正法である法華経への帰依によって国を安んじることを説いた。その精神を寺号に掲げる当院は、日蓮宗の国家観を象徴する塔頭として格式を保ち、江戸時代には多数の末寺を統轄した。歴代住持は法華経寺貫首を務めた者も多く、日蓮宗関東管区の中核を担った。法華経寺境内の中心部にあり、参道から祖師堂へと向かう途上に山門を構える。京成中山駅より徒歩5分、JR西船橋駅より徒歩20分。