市川市中山の法華経寺境内にある日蓮宗塔頭。山号は大覚山。法華経寺の直接の前身の一つとして、日蓮宗成立史において重要な位置を占める古刹である。鎌倉中期、下総国守護・千葉頼胤の被官として中山郷を支配した太田乗明(1223-1283、後の日浄)の館跡に、子の日高(法華経寺2世)が父の屋敷を寺として開基し「本妙寺」と称した。同時期、若宮の富木常忍の館には法華堂(後の法華寺)が建立され、後にこの二寺が合体して「法華経寺」となる。本妙寺は法華経寺の大本堂・祖師堂と同じ境内にあり、日蓮・日高・日常の法脈を今に伝える。天文14年(1545年)、古河公方足利晴氏から「諸法華宗之頂上」の称号を賜ったのもこの二寺合体後のこと。法華経寺歴代貫首の祖廟としての役割も担う。京成中山駅より徒歩5分、JR西船橋駅より徒歩20分。