神楽坂の路地裏に佇む天台宗の古刹で、正式には医光山長寿院安養寺という。平安初期に天台宗の高僧・円仁(慈覚大師)が開基したと伝わり、その歴史は千年を超える。本尊は薬師如来で、境内に祀られる大聖歓喜天(聖天)は「神楽坂聖天」として古くから信仰を集めてきた。天正年間まで牛込の地にあったが、天和3年(1683年)に徳川家康の江戸城拡張計画に伴い現在の神楽坂6丁目に移転。江戸三十三観音霊場第16番札所としても知られ、巡礼者が訪れる。花街・神楽坂の歴史を見守り続けてきた寺院であり、石畳の路地散策の途中に立ち寄りたい隠れた名刹。東京メトロ神楽坂駅から徒歩3分。