大田区蒲田三丁目にある曹洞宗の寺院。寛永年間(1624〜1644年)の創建と伝わる古刹で、江戸時代初期から蒲田村の禅寺として民衆の信仰を集めてきた。本尊は釈迦牟尼仏。山門から本堂までの参道には歴代住職の無縫塔・庶民の墓碑が並び、江戸期以来の地域の人々の生死を見守り続けた。関東大震災・東京大空襲で伽藍の多くを失ったが、戦後再建された。境内には江戸期の石造地蔵・地元出身力士の顕彰碑など、下町の歴史を物語る文化財が点在する。呑川に近く、落ち着いた下町情緒の中で静かに参禅できる寺院として地元に親しまれている。