東京都千代田区神田錦町に立つ、昭和3年(1928年)5月20日竣工のネオ・ロマネスク様式の歴史的建造物。学士会(明治19年・1886年に帝国大学(現・東京大学)卒業生の同窓会組織として創立)の会員の寄付により建設された。設計は帝国ホテル新館も手がけた高橋貞太郎と耐震構造学の権威・佐野利器、施工は戸田組(現・戸田建設)。大谷石をふんだんに用いた外観と、内装の大理石・ステンドグラス・アールデコ様式の意匠が当時最新の耐震建築を芸術性と両立させた日本近代建築の傑作で、平成15年(2003年)1月に国の登録有形文化財に指定された。建つ土地は明治10年(1877年)に東京開成学校と東京医学校が合併して東京大学が発足した「東京大学発祥の地」でもあり、敷地内には「東京大学発祥の地」記念碑が設置されている。令和6年(2024年)12月29日、東隣ビルとの共同再開発のため営業終了したが、文化財価値の高い旧館は…