秦野市堀山下に位置する臨済宗建長寺派の寺院で、鎌倉時代に建長寺の末寺として開かれた禅宗の古刹である。本尊の釈迦如来は仏教の開祖として、坐禅修行を通じた悟りの境地を示している。秦野盆地の北部に位置し、丹沢山系の山並みを背景に静かな禅の境内が広がっている。鎌倉五山の筆頭である建長寺の禅風が色濃く残り、格式ある禅宗寺院としての伝統を守り続けている。境内の梅園は秦野の名所として知られ、早春には紅白の梅が咲き誇り馥郁たる香りを漂わせる。丹沢の自然と禅の精神が調和した、秦野市北部を代表する歴史ある寺院である。