宝寿寺は弘仁13年(822年)、弘法大師空海によって開基されたと伝わる。本尊は十一面観世音菩薩で、四国八十八箇所第62番札所として知られる。創建当初より伊予国一宮・伊曽乃神社の別当寺として機能し、神仏習合の拠点として栄えたとされる。中世から近世にかけては一宮の寺院として地域信仰の中心を担い、神社とともに厚い崇敬を受けた。明治元年(1868年)の神仏分離令・廃仏毀釈の影響により、伊曽乃神社との制度的な結びつきは断たれたが、寺院としての独立性を保ち法灯を守り続けた。現在も伊曽乃神社の傍らに位置し、往時の神仏習合の面影を境内に残している。毎年秋に行われる西条まつりの際には、だんじりが周辺を巡行し、神…