練馬区氷川台に鎮座する氷川神社で、主祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)・奇稲田姫命・大己貴命。社伝によれば長禄元年(1457年)、太田道灌(江戸城の築城者)が石神井川の水源に近いこの地に大宮氷川神社(武蔵国一宮)の分霊を勧請し、江戸城の北の守護として創建したと伝わる由緒ある古社。これが地名「氷川台」の由来となった。江戸時代には旧下練馬村の鎮守として広く信仰を集め、豊島氏・北条氏・江戸幕府の庇護を受けた。現在の社殿は昭和30年(1955年)の再建だが、境内には江戸期の石鳥居・石造狛犬・庚申塔などが点在し、太田道灌時代からの長い歴史を今に伝える。毎年9月の例大祭では神輿渡御が行われ、石神井川沿いの地域の祭礼文化の中核として親しまれる。都営大江戸線・有楽町線氷川台駅から徒歩5分。