応安年間(1368〜1375年)、光厳天皇の皇女・華林宮惠厳によって開山された臨済宗系の尼門跡寺院である。創建当初から皇室との深い結びつきを持ち、百々御所(どどのごしょ)の称号を有した。中世より代々皇族の女性が住持(門跡)を務め、宮廷文化を色濃く受け継ぐ格式高い寺院として歩みを重ねた。近世には孝明天皇をはじめとする皇室から御所人形が数多く下賜され、人形の寺としての性格が定着していった。江戸時代を通じて寺勢は保たれ、尼門跡寺院としての伝統が継承された。明治以降は皇室との直接的な関係は変容したが、寺院は法灯を守り続けた。現代では春と秋に人形展が開催されるほか、人形供養の寺として全国に知られ、西陣の…