元亨元年(1321年)、日像上人によって京都に創建された日蓮宗最初の寺院である。日像上人は日蓮の孫弟子にあたり、布教のため幾度も京都を訪れた末に当寺を開いたとされる。後醍醐天皇より「法華宗」の号を賜り、勅願寺として格式を確立した。室町時代には足利将軍家の帰依を受けて隆盛したが、天文法華の乱(1536年)では延暦寺の攻撃を受けて焼失し、一時堺へ退去を余儀なくされた。天文11年(1542年)頃に京都へ帰還し、再興を果たした。近世には豊臣秀吉の保護を受け、聚楽第の建物が本堂に移築されたと伝わる。これにより桃山文化の面影が境内に残ることとなった。江戸時代を通じて日蓮宗の大本山としての地位を維持し、西陣…