永享8年(1436年)、日蓮宗の僧・日親上人によって創建された。日親は将軍足利義教に法華経の教えを説いて諫言し、「鍋かむり」と称される過酷な拷問を受けながらも信念を貫いたことで知られる。創建当初は現在地とは異なる場所にあったとされるが、たびたびの戦火や豊臣秀吉による天正年間(1573〜1592年)の都市改造の影響を受けて移転・再建を繰り返し、現在の上京区小川通の地に落ち着いた。江戸時代初期には書・絵画・蒔絵など諸芸に通じた本阿弥光悦がこの寺の檀家として深く帰依し、境内には本阿弥家の墓所が設けられた。枯山水庭園「巴の庭」は光悦の作庭と伝わり、国の名勝に指定されている。また、桃山時代を代表する絵師…