東京都品川区東五反田に所在する日蓮宗の寺院。山号は妙建山、本尊は大曼荼羅。慶長2年(1597年)、日惺上人によって開山された江戸初期の古刹。創建当初は荏原郡上目黒村に位置していたが寺運が衰え、現在地(当時は目黒区下目黒の東端・荏原郡桐ヶ谷村)にあった日蓮宗の恵性寺の住職が本立寺住職を兼務する形で存続していた。貞享4年(1687年)、江戸幕府の寺院整理政策に伴い、恵性寺を廃寺として本立寺を当地へ移転することで一つの寺院として統合、以後「東五反田の本立寺」として現在に至る。毎年冬至の日に行われる「星祭(ほしまつり)」は、その年の厄を祓い新年の福を招く日蓮宗独自の行事として地域に親しまれる。境内墓地には、江戸幕府の大身旗本・能勢氏各家や、昭和の人気落語家・初代柳家金語楼(1901-1972)らの墓があり、近世から近現代までの墓所として文化史的にも価値が高い。都営浅草線高輪台駅A1出口から徒歩5分…