正安元年(1299年)に一乗院日円が西久保(現在の虎ノ門)に開山した日蓮宗の古刹で、承応2年(1653年)3月に現在の高輪2丁目へ移転した。本山は池上本門寺、法縁は池上芳師法縁。延享2年(1745年)の大火で本堂は焼失したが山門・仁王門・鐘楼は類焼を免れて現存し、本堂は天明元年(1781年)に再建されて江戸後期の寺院建築を今に伝える。日蓮宗徒であった元禄の絵師・**英一蝶**(1652-1724年、岩佐又兵衛の後継として浮世絵の先駆をなした町絵師)の菩提寺として名高く、本尊の日蓮大曼荼羅と共に英一蝶筆の釈迦如来像も伝来する。**英一蝶墓**は安政大地震で破損したが明治6年(1873年)に六世孫の英一蜻が復刻し、**東京都指定旧跡**(昭和30年/1955年指定)として保護されている。江戸中期の浮世絵文化史の源流を物語る高輪の名刹で、明治37年(1904年)までは立正大学の前身・大檀林が置か…