大阪市北区西天満に鎮座する、「キタのえべっさん」として親しまれる商売繁盛の神。社記によれば欽明天皇代(550年頃)、止美連吉雄が蛭子大神の神託を受け浪華堀江の芦辺で拾い上げた玉を難波富島に祀ったのが起源とされる古社。文和年間(1352-1356年)に現在地へ移築再興され、江戸中期以降は大坂商人の守護神として「キタの戎さん」の名で親しまれてきた。毎年1月9日から11日に行われる「十日戎」は、南の今宮戎・西宮戎と並ぶ「三大戎」に数えられ、三日間で約35万人の参拝者が「商売繁盛で笹もってこい」の掛け声とともに福笹を求めて集まる大阪の冬の風物詩。堂島米会所や北浜の船場商人たちの信仰を一身に集めた歴史を持ち、大阪の経済文化史において極めて重要な位置を占める。Osaka Metro南森町駅・東梅田駅より徒歩10分。