百山神社は島本町広瀬に鎮座する神社で、「百山」の社名は広瀬地域の丘や山々への信仰に由来すると考えられる。広瀬は淀川流域に位置し、古代から農業と水運が生業の中心であった地域である。「百山」という名称は、数多くの山々を神格化し、山の霊気・自然の豊穣を感謝する信仰を示すとも解釈される。古代日本において山は神霊の宿る場所として崇められ、農耕民族にとって山からの恵み(水・木材・猟物)は生活の根幹であった。百山神社は広瀬の人々が山の神の霊威に感謝し、五穀豊穣・水の恵み・地域の安泰を祈願してきた鎮守の社として、長い年月にわたって地域の信仰を守ってきた。