新日吉神宮は永暦元年(1160年)、後白河上皇が自身の御所・法住寺殿の鎮守として、近江の日吉大社(比叡山の山王権現)の神を勧請して創建した神社である。社名「いまひえ」は「新しい日吉(ひえ)」を意味し、後白河上皇の日吉大社への深い信仰を示している。猿は日吉大社の神使であり、境内の神猿(まさる)像は魔除け・厄除けの象徴として崇められた。中世には後白河上皇ゆかりの社として尊崇を受けたが、応仁の乱(1467〜1477年)の兵火で社殿が焼失したとされる。近世には豊臣秀吉の遺霊を「樹下社」として密かに祀っていたことが知られる。現在の社殿は寛永17年(1640年)に再建されたものである。境内の「神猿像」は摩…