天慶年間(938〜947年)、浦島院観福寺の僧侶が京都・伏見稲荷大社の御分霊を稲荷山に勧請し、創建されたと伝わる。創建は940年頃とされる。社名の起源については、社前を通る者の笠が自然に脱げ落ちたという伝承に由来し、「笠脱稲荷」と称されたのが始まりとされる。中世には文永11年(1274年)の元寇に際し、鎌倉幕府執権・北条時宗が菊一の銘刀と神鈴を奉納して国家安泰を祈願したと伝わり、武家からの崇敬を集めた格式ある社として知られた。近世を経て明治維新後、明治2年(1869年)には京浜間鉄道敷設のため旧社地が接収され、現在地(横浜市神奈川区東神奈川)へ遷座した。大正12年(1923年)の関東大震災では…