仙波東照宮の起源は元和3年(1617年)に遡る。同年、徳川家康の霊柩が駿府(久能山)から日光へ移送される途中、川越の仙波日枝山王社(現・喜多院境内)に4日間安置され、天海僧正が葬儀を執り行ったことに始まる。この縁により、仙波の地に東照宮が創建されたとされる。その後、寛永10年(1633年)に第3代将軍徳川家光の命により、現在見られる豪壮な権現造の社殿が造営された。金箔を多用した絢爛豪華な建築は江戸初期の技巧を集めたものであり、国の重要文化財に指定されている。日光東照宮・久能山東照宮・上野東照宮と並ぶ四大東照宮のひとつとして、江戸時代を通じて徳川幕府の篤い庇護を受けた。明治維新後の神仏分離令によ…