川崎市中原区宮内に建つ真言宗智山派の古刹で、山号は春日山、院号は医王院、本尊は大日如来。寺伝では奈良時代に聖武天皇の御願所として行基菩薩が開山したと伝わり、境内からは古墳時代の土師器が出土する武蔵国有数の古代遺跡地でもある。平安時代には当地一帯が藤原宗家の荘園「稲毛荘」を形成し、承安元年(1171年)の『稲毛荘検注目録』に見える「新御願寺」は当寺を指すと伝わる。昭和43年(1968年)の解体修理に際し、著名な漫画家たちから襖絵として漫画が奉納され、以来「マンガ寺」の愛称で広く親しまれる近現代文化と結びついた寺院として全国に知られる。木造釈迦如来坐像・聖観世音菩薩立像・十二神将立像はいずれも川崎市重要歴史記念物に指定され、隣接する春日神社・薬師堂・常楽寺境内一帯は神奈川県指定天然記念物「樹叢」および川崎市重要史跡として保護される、武蔵小杉エリア最高峰の文化財寺院。