川崎市宮前区宮崎に鎮座する熊野神社で、熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)を勧請した神社である。
祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)・事解之男神(ことさかのおのかみ)で、生命の創造と再生の神として信仰されている。
熊野信仰は平安時代に貴族から庶民まで広く広まった「熊野詣」を通じて全国に浸透し、現在も全国に3,000社以上の熊野神社が存在する。
宮崎台の丘陵地に位置するこの神社は、多摩丘陵の豊かな自然の中に鎮座し、本家・熊野の山岳信仰の雰囲気を感じさせる。
伊弉諾・伊弉冉の夫婦神は縁結び・安産の神として崇敬されており、結婚・安産を願う参拝者が絶えない。
境内には熊野特有の那智の滝を模した小さな滝があり、水の神への信仰を象徴している。
例大祭では熊野の烏天狗(カラス天狗)にちなんだ神楽が奉納され、独自の信仰文化を今に伝えている。
多摩丘陵の緑に包ま…