建勲神社は、明治2年(1869年)に明治天皇の勅命によって創建された。祭神は戦国武将・織田信長であり、その功績を称え国家的英雄として顕彰するために創祀された。鎮座地である船岡山は、平安京造営(794年)以来、都の北を守る玄武の地として神聖視されてきた丘陵である。当初は京都御所付近に別地で祭祀が行われたとされるが、明治13年(1880年)に現在の船岡山へ社地が定められ、社殿が整備された。大正8年(1919年)には別格官幣社に列せられ、国家から特別の崇敬を受ける社格が与えられた。信長は「天下布武」を掲げて室町幕府を事実上終焉させ、近世日本の統一への道を開いた人物として高く評価された。第二次世界大戦…