「山口の天神様」と通称される天満宮で、菅原道真を主祭神とし、その子菅原福部童子を配祀する。応安6年(1373年)10月、西国一の大名として山口に西の京を築いた大内弘世が、京都の北野天満宮より道真の神霊を勧請して北野小路に創建した。元和4年(1618年)、萩藩主毛利秀就が現在の古熊の地へ社殿を移した。本殿は江戸前期(1618年)、拝殿は江戸中期の建築で、ともに国の重要文化財に指定されている。本殿正面の三つの蟇股には中央に「梅に大内菱」、左右に「松に鳳凰」「竹に鳳凰」が彫られ、建築装飾に松竹梅の組み合わせを用いた現存最古の例とされる。大内文化を今に伝える名社である。