龍福寺は、戦国大名・大内氏の菩提寺として山口市大殿大路に所在する曹洞宗の寺院である。天文20年(1551年)、大内氏の重臣・陶晴賢が謀反を起こした「大寧寺の変」により、大内氏最後の当主・大内義隆(1507〜1551年)は長門国大寧寺で自害した。その後、毛利隆元が義隆の菩提を弔うため、弘治3年(1557年)に現在地に龍福寺を創建したと伝わる。なお、境内には大内義隆の胴塚が現存し、往時の悲劇を今に伝えている。本堂は室町時代の建築様式を色濃く残す遺構であり、昭和期に国の重要文化財に指定された。近世以降、寺は毛利氏ゆかりの寺院として保護・維持されてきたとされる。明治以降の廃仏毀釈の影響を受けながらも法…