神奈川県鎌倉市寺分1-10-12に鎮座する神社。祭神は駒形大神(コマガタノオオカミ)。修験比丘尼らが箱根権現(関東総鎮守)の枝宮として、箱根山・駒ヶ岳の地主神「駒形権現」を勧請・奉斎したのが起源とされ、旧称は「荒湯駒形権現社」であった。
境内の最大の特徴は**やぐら**(鎌倉特有の横穴墓・窟)である。社殿背後の山肌に複数のやぐらが穿たれており、各窟の中に末社(稲荷社×2、山神社、石神社、神明社、諏訪社、第六天社)が祀られている。山腹の石壁にぽっかりと開いた洞に神を宿す、鎌倉の地形ならではの神域構成が訪れる者を驚かせる。社殿左手には富士浅間神社の石塔も立ち、文政5年(1822年)には地域住民の手で弁財天像が造立された。
現在は御霊神社(坂ノ下)の管理下に置かれており、御朱印の受付も御霊神社で行っている。例大祭は10月第1日曜日に斎行される。