広尾の黒田家菩提寺・祥雲寺の山門内にひっそりと佇む臨済宗大徳寺派の寺院で、もとは祥雲寺の塔頭として江戸初期に創建された。寛文5年(1665年)、大給松平氏(三河・豊後府内藩主家)の菩提寺として松平真次が開基となり、大徳寺の禅僧・純山紹恕(じゅんざんしょうじょ)和尚を開山に招請して麻布小山に建立。寛文8年(1668年)の江戸大火で焼失した後、祥雲寺境内の現在地に移転再建され、以後独立の寺院として歩みつつも祥雲寺とは現在も深い関係を保っている。広尾の喧騒から一歩退いた境内では毎朝午前7時から誰でも参加できる坐禅会が開かれ、25分の坐禅を2回行う禅堂は、都心にありながら本格的な禅の実修ができる数少ない場として、サラリーマンから外国人観光客まで幅広い参加者を集めている。写経・写仏・書道・茶道なども随時催されており、「生きた禅寺」として現代における臨済禅の一拠点を成している。東京メトロ日比谷線広尾駅…