興聖寺(上京区)は臨済宗興聖寺派の大本山として機能する禅寺。「興聖寺派」は臨済宗の一派で、もとは鎌倉時代・室町時代の禅文化の発展の中から生まれた支流。上京区堀川通の現在地は江戸時代に整備された境内で、周囲の本法寺(日蓮宗)・妙覚寺(日蓮宗)などと連なる堀川寺ノ内の寺院群の一部をなす。
「堀川寺ノ内」一帯は平安時代以来の古い町で、本法寺・妙覚寺・本隆寺など法華宗(日蓮宗)の大伽藍と、今宮神社・上御霊神社などの古社が混在する上京区を代表する文化財密集地区。興聖寺はその中で臨済宗の大本山として独自の空間を守っている。
上京区の寺社は応仁の乱(1467〜1477年)で多くが焼失し、江戸時代に再建・…