真蓮寺は真宗大谷派(東本願寺系)の末寺として、中京区新シ町通蛸薬師下る下黒門町435番地に所在する。真宗大谷派は鎌倉時代に親鸞聖人(1173-1263)が開いた浄土真宗の一派で、「他力本願の信心」ひとつで往生が定まるという教義を特徴とし、本山・東本願寺(真宗本廟)を中心に全国に広がった。
「真蓮(しんれん)」という寺名は、浄土(極楽浄土)において往生した人々が蓮の花から生まれるという浄土信仰の中心的イメージに由来する。阿弥陀仏の本願によって往生した者が真実の蓮花に宿ることを表し、真宗の他力信仰の核心を寺名に刻んでいる。新シ町通の閑静な住宅地に位置し、江戸時代から近現代にかけて壇家の葬祭・法要…