正行寺は左京区新高倉通仁王門下る福本町に位置する浄土宗の寺院である。「正行(しょうぎょう)」とは浄土宗における「正定業(しょうじょうごう)」、すなわちアミダ仏の本願に乗じた正式な修行方法を指し、念仏一行によって往生を求める真摯な信仰姿勢を表した寺名である。
新高倉通は仁王門通から南へ延びる細い路地で、正往寺町や福本町の寺院群に挟まれる形で静かに通っている。周辺には正往寺(455番地)から専念寺(465番地)にかけての「正往寺町クラスター」と、清光寺が所在する福本町の寺院群があり、正行寺はその福本町側に位置する。江戸時代の寺院整備以来、この地域の壇家の先祖供養と法要を担い続けてきた。