水戸市の高台に鎮座する八幡宮で、水戸城の鎮守として歴代藩主に崇敬された。
誉田別尊(応神天皇)を主祭神とし、武運長久・安産・子育ての神として信仰される。
本殿は天正元年(1573年)の建築で、国の重要文化財に指定されている。
本殿の彫刻は安土桃山時代の豪壮な装飾で、当時の建築芸術の粋を伝える。
境内の御葉付公孫樹(おはつきいちょう)は国の天然記念物で、葉に実が付く珍しい銀杏。
樹齢約800年のこの巨木は秋になると黄金色に輝き、水戸の秋の風物詩となっている。
戌の日の安産祈願が特に人気で、水戸市民の多くがこの神社で安産祈願を行う。
高台からの眺望は素晴らしく、水戸市街を見渡すことができる。
水戸藩の歴史と共に歩んできた由緒ある神社で、地域の精神的支柱。
偕楽園や弘道館と合わせた水戸市内の歴史散策コースの一部としても人気。
文禄元年(1592年)、佐竹義宣が常陸太田の馬場八幡宮を水戸城内に遷座したのが始まり。
佐竹氏の氏神として、水戸城の鎮守に位置づけられた。
慶長7年(1602年)、佐竹氏が秋田に移封された後も、水戸の鎮守として存続した。
徳川頼房が水戸藩初代藩主として入府すると、八幡宮を厚く崇敬した。
本殿は天正元年(1573年)に佐竹義重が造営したもので、移築されて現存する。
安土桃山時代の建築様式を伝える貴重な遺構として国の重要文化財に指定。
御葉付公孫樹は世界的にも珍しい植物学上の標本として学術的価値も高い。
水戸藩の藩校弘道館の関係者も参拝し、文武両道の祈願が行われた。
明治6年(1873年)に県社に…