水戸千波湖畔神社の創建時期は詳らかではないが、千波湖畔の守護社として古くから地域の信仰を集めてきたと伝わる。祭神は大己貴命(大国主命)であり、縁結びと農業の守護神として千波湖とともに篤く崇敬されてきたとされる。近世においては、水戸藩9代藩主・徳川斉昭(在任1829〜1844年)が偕楽園を造営した際、千波湖の景勝地整備の一環として当社の整備・創建に関与したと伝えられる。偕楽園は天保13年(1842年)に開園しており、千波湖とその周辺は藩主による計画的な景観整備の対象となった。明治以降の近代においては、廃仏毀釈や神社合祀の動向のなかでその位置づけが変化したとみられるが、詳細は伝わっていない。現在も…